町内の金江津地区(上金江津地区・下金江津地区)2カ所の井戸水を採取し、「PFOS(ピーフォス)及びPFOA(ピーフォア)」の水質検査を行いました。
検査の結果、いずれも国で定められた暫定目標値50ng/Lを下回る結果となっていたことをお知らせいたします。
【PFOS・PFOAとは】
有機フッ素化合物(PFAS)の一種であり、健康への影響を与える疑いがあることから、国は令和2年に「PFOSとPFOAの合計で50ng/L(1リットルあたり50ナノグラム)以下」という「暫定目標値(体重50キログラムの人が生涯にわたり毎日2リットルの水を飲用しても健康に影響が生じないとされる値)」を設定しました。
【人の健康への影響】
PFOS・PFOAは、動物実験では、肝臓の機能や仔動物の体重減少等に影響を及ぼすことが指摘されています。また、人においては、コレステロール値の上昇、発がん、免疫系統との関連が報告されています。しかし、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについては十分な知見はありません。そのため、現在も国際的に様々な知見に基づく基準値等の検討が進められています。
また、国内において、PFOS・PFOAの摂取が主たる原因とみられる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりませんが、環境省は内閣府食品安全委員会が行った食品健康影響評価の結果等を踏まえ、最新の科学的知見に基づき、暫定目標値の取り扱いについて、専門家による検討を進めています。(PFOS、PFOAに関するQ&A集 2024年8月時点(環境省PFASに対する総合戦略検討専門家会議)より)