観光・文化

十三間戸参籠堂の仏像 【河内町指定文化財】


▲勢至菩薩立像1躯

江戸時代前期の作、阿弥陀三尊の右脇侍(わきじ)と思われる。木造、漆箔(漆の上に金箔をつける技法)・玉眼。像高69.8センチメートル。


▲地蔵菩薩立像1躯

室町時代の作、木造、千体仏の一つ。 像高17.3センチメートル。
 十三間戸は慶長7年(1602)の検地の案内にたった小倉縫殿之助らが開墾に努め、その後各地より移住者があって一村をなしたという。のち佐倉藩領の一時期があり、新利根川開削時に幕府直轄領、文化年間に旗本酒井内蔵助の知行地、慶応4年(1868)高岡藩井上筑後守の領分となり明治を迎えた。

 十三間戸河岸は対岸の高岡(下総町)への渡船場で、阿波と成田を結ぶ最短の通路に当たり、早くから千葉県側と往来した。鎮守に水神宮・稲荷宮がある。寺は1か寺、東光山惣持院(佐原市)の末寺、真言宗稲荷山西福院があったが、明治二十九年の洪水で流失した。参籠堂の仏像はその際移したものと思われる。奥の大日堂は金剛界大日如来を祀っている。年代は不明だが、舟形石仏で、堂裏に正徳2年(1712)の六十六部供養塔があることから、その以前の寛文石仏(17世紀後半)と見られる。初め野ざらしであった石仏が村民の夢枕に立って堂を望んだことから、嘉永年間(1848~53)に大日堂が創建されたとの伝えがある。

場所 河内町十三間戸242番地の2

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